Q1. 見積をお願いするには何が必要ですか?
制作から行う場合は内容によって見積が大きく変わります。正確な見積は、素材(文章・写真など)全てがそろわないと出ませんが、大体の制作内容を伺い、印刷物の枚数、冊子であればページ数、大きさ、色数、紙質等が決定すれば概算の見積は算出出来ます。
当たり前のようですが、見積依頼は内容に納得出来ればご依頼頂く条件でお願い致します。最近は価格調査目的の見積が多く見受けられるようになりました。アートプロは少人数の制作専門なので、見積算出に時間が割かれると制作業務に影響致します。その結果、既存のお客様や本気で依頼を検討されているお客様にご迷惑がかかりますので、価格調査目的の見積依頼は固くお断り致します。
そこで見積申込時には、内容と共に見積採否決定日を伺う事になりました。相見積もりの場合は、競合数もお知らせ下さい。決定日になりましたら、見積採否の結果や理由についてご連絡下さい。もし発注されない場合はその理由、競合他社名、発注を決めた会社の見積書をご呈示いただきます。見積書をそのまま開示出来ない場合でも、社名、見積金額、仕様はお知らせいただきます。以上の条件に同意いただいた場合のみ、見積依頼をお受け致します。ご了承下さいますようお願い致します。
価格については、アートプロは他の印刷会社より制作のみを請け負う、いわゆる「仲間仕事」も多いです。一般の企業・団体の方へも中間マージンなしの価格です。また、予算内に収まるよう出来るだけご相談に応じます。制作から印刷までトータルで任せて頂いた場合は、良い印刷物が納得価格で出来上がると思います。
Q2. 制作やデザインは定価が無いのでどのくらいのお金がかかるのか不安です。
制作は内容により金額が異なりますので、不安もあるかと思います。まず内容をお伺いすれば、ある程度正確な金額を出すことが出来ます。制作金額は制作にかかる時間に比例すると言ってもいいので、入稿の際は出来るだけ完全原稿を用意して、後から追加や変更が出ないようにすると良いでしょう。
制作内容は依頼先によって全く違いますので、金額だけでは判断出来ません。広告ならば、原稿を見やすく美しくデザインするのもちろんですが、お客様に見ていただき、来ていただく魅力をうまく伝える事が必要でしょう。アートプロに発注される場合は、原稿制作段階からアイデアを提案致します。
アートプロでは「A4カラーチラシデザイン・片面…○○円〜」という価格掲載はしていません。他社サイトでは掲載しているサイトもありますが、これはあくまで一例です。原稿の完成度や内容によってはもっと安くなる場合もあります。
全体の企画やデザイン・レイアウトのアイデアご提案は、一朝一夕に出来るわけでは無く、一案件毎に熟考が必要です。まずは見積に納得頂き、御依頼が決定次第着手いたします。
Q3. 定期物のため予算が決まっているのですが、その中で良いものは出来ますか?
例えば学校や団体の広報誌など、定期的に発行する印刷物は予算の割り当てがある場合もあります。ご希望やご予算を伺った上で、最善と思われる方法をご提案します。
アートプロでは企業や団体の広報誌を「コミュニティーペーパー」と呼びお勧めしています。詳しい説明はPDFファイルをダウンロードしてご覧下さい。
★コミュニティーペーパーPDF
Q4. 営業の方にこちらに来て頂くことはできますか?
場所や案件によりますのでお問い合せください。アートプロは撮影、制作、印刷の専門家集団の為、営業を専門に行っている人員は居りません。人が動くということはそれだけでも人件費がかかります。ご相談や見積のみでこちらが動く事が出来ない場合もありますがご了承ください。こちらにお出で頂いてのご相談やお見積は、事前にご一報いただければいつでも構いませんので、お気軽にお越し下さい。
新規のお客様で、こちらから出向いて内容を伺う場合は、方針として見積の採否について決定権のある方全員の方との面会を希望しています。これは、ご意見やご要望をお伺いし、出来ること、出来ないことを直接話し合う事ではっきりさせ、ご要望と見積に食い違いが生じないようにするためと、仕事をする上では、相互に信頼出来る関係を築く必要があると考えるためです。また、提出した見積が御社の条件をクリア出来た場合は、発注されることを前提にお願い致します。
Q5. こちらで写真を撮影したのですが、あまりうまく撮れませんでした。
修正して使用出来ますか?
建物を遮っている看板や電線を消したり、少し暗い写真を明るくしたりという補正はできます。しかし、点数が多い場合はかえって修正料金がかさみますので、こちらで撮影をした方がコストも安く上がり、仕上がりも良いと思います。
Q6. どのような仕事が得意なんですか?
最も得意としているのは美術画集(図録)の制作等、撮影から印刷まで係わる印刷物です。他にも、建築・食料品・機械などの製品カタログや、メニューなども特長を発揮出来る分野です。これらの制作は撮影から印刷まで一貫して管理出来ることが成功の条件です。一般的に撮影は外部カメラマンに依頼する印刷会社が多いのですが、アートプロは製版や印刷を熟知しているカメラマンが撮影しますので、他の会社では無理なスケジュールでの制作も出来ますし、入口から出口まで管理出来るので品質面で安心です。
Q7. 出来ない仕事はありますか?
あります。出来ないというより方針として「やりたくない仕事」ということになります。ここでは詳しくお話し出来ませんが、業種や制作物の内容によってはお断りする場合もあります。
Q8. 当方は印刷会社なのですが、撮影とレイアウトまで請け負ってもらえますか?
もちろん承ります。アートプロは印刷会社様よりデータ作製のみを受けることもある、仲間仕事も多いです。
近年、写真撮影はフィルムからデジタルへと急速に移行していますが、それは撮影者に製版や印刷についての知識や経験がないと撮影が成り立たない、ということを意味しています。カメラマンの仕事が、ポジフィルムを納品するということから、印刷の色分解にまで責任を持ったデータを作製しないといけない時代に入ったのです。
アートプロでは、デジタル撮影後、印刷に最適化されたCMYKデータをレイアウトし、簡易色校正を行い、完全データまで作り上げます。例えば一度に数百点の写真を撮影し、修正後レイアウトソフトに配置して、すぐに色校正を出さなくてはいけないような仕事など、カメラマンとオペレーターの人海戦術では費用もかかり、品質にもバラツキが生じてしまいます。このような仕事にも、アートプロのデジタル撮影からデザイン・レイアウトまでのワークフローをフル活用して頂ければと思います。最新のソフトウェアとこれまで培った経験を元に高品質なデータを納品いたします。
Q9. インターネットを見ると印刷通販会社が多くあり、こういう会社は印刷が安い
のですが、違いはなんですか?
テレビCMも行っているので、印刷通販の存在は皆さんご存じだと思います。カラー印刷に特化し、特色印刷や単色印刷は行いません。メニュー(ポスターやハガキなど)を定め、納期を分け、現金先払い(又は代引き)を条件に全国から同じ種類の印刷物を大量に集めることにより、一件当たりの価格を下げています。例えるなら、通常印刷を自分専用の「ハイヤー」とすると、印刷通販は行き先の同じ人を集めて乗せる「乗り合いバス」です。また、どちらかというと小ロットに強いです。ロットが大きくなると一般印刷とほぼ同じ価格になります。
私はテレビCMを見ていて疑問に思うのですが、「では、誰が印刷物のデザインを行うのか?」ということです。印刷通販は刷りのみで、撮影やデザイン等の制作は行いません。ワードやエクセルのデータも受け付けますが、基本的にはアドビ社のグラフィックソフト(イラストレーター・フォトショップ・インデザインなど)で作製された、トラブルなく出力出来る「完全データ」での入稿が前提です。よって印刷後の色のクレーム等はデータ作成者の自己責任となるため受け付けません。テレビCMを見ている一般の方が利用するには、かなり敷居が高いのではなのか?そもそも印刷物の価値は「デザインの質」も合わせた上で決まるのに、「刷り」の部分だけ切り取って、安い印刷物が簡単にお手元に届くような演出のCMには違和感を感じています。
アートプロがデザインとレイアウトに重点を置いているのは、印刷物の価値がほぼ制作段階で決定してしまうためです。「刷り」の価格も重要ですが、デザインとレイアウトに時間を掛けて、価値ある印刷物を制作されることをおすすめ致します。
Q10. 折込チラシなので、とにかく安く印刷したいです。データを自分で作ろうかと
思っていますが、こちらで作ったデータで印刷出来ますか?
まず、「安さとはどういうことなのか?」ということを考えてみましょう。印刷の目的が広告であれば、制作費を安く仕上げても反響が得られなければ「安物買いの銭失い」を地でいく行為となってしまいます。印刷物の善し悪しは「アイデア」や「デザイン」など、制作段階で決まります。
逆に言えば制作さえしっかりしていれば、細かい写真の色調などにこだわらないカラー印刷は、安さを売りにしているインターネットの印刷通販に依頼してもいいのではないでしょうか。(価格はあまり変わらない場合もあります。)
最近は新聞折込広告に、プロがレイアウトしたとは思えない、わかりにくい内容の広告が見受けられるようになりました。アマチュアデザイナーに任せているのか、広告主自らが制作しているのか分かりませんが、これではいくら安いといっても効果が無いばかりか、お店や会社のイメージをマイナス方向に宣伝しているようなもので、やらない方が良いかと思います。特にお客様が「印象」を重視するサービス業や、高付加価値な商品を扱う会社は注意が必要です。
デザインやレイアウトは、パソコンがあれば誰でも簡単に出来るような仕事ではありません。長年の経験や知識を持つ制作者が、コピー、写真、文字組、色彩などを考えることにより、見た人が分かりやすく、共感出来る良い印刷物が出来上がるのです。写真撮影、デザイン・レイアウト等、印刷物の制作過程は、プロの手を借りるのが最良の方法かと思います。
制作内容は依頼先によって全く出来上がりが異なります。よって見積金額もある程度幅があります。発注を決める時には、単純な価格比較では無く、発注決定後にアイデアや提案が出来るのかどうかが成功を左右すると思います。
アートプロは原稿制作段階からご相談に応じ、アドバイスをいたします。デザイン・DTPまでを請け負うことも出来ますし、お客様自身で作製したデータのレイアウトをこちらでを監修し、修正することも出来ます。レイアウトや写真に問題があればチェックし、完全データ作製まで責任をもってサポートいたします
Q11. エクセルやワードのデータを持ち込んで印刷をしてもらえますか?
最近はエクセルやワードで作られたデータをお持ち込みになるお客様も多くいらっしゃいます。こちらでデータの監修を行いますのでご安心下さい。
ただし、エクセルやワードはビジネス文書作成用ソフトで、デザインでの使用やオフセット印刷で出力することを前提としたソフトではありません。このため、フォントの問題や写真の問題(カラー形式、解像度)でトラブルも多いのが現状です。プリンターで問題無く出力出来ても、印刷用のデータを作製するにはいくつかの注意点や約束事が有ります。データを作る前にご相談頂ければ、製作したい印刷物によってやり方をお教え致します。最終的にはPDFファイルと併せて入稿頂きます。
ただし、Q10に記載しているように、印刷物の用途によっては、プロがデザインやレイアウトを考える事が必要です。エクセルやワードで作成出来るデータは、ビジネス文書までとお考え下さい。
Q12. 撮影にはどのようなカメラや照明を使用するのですか?
最近はデジタル一眼レフカメラ(2千万画素クラス以上)による撮影が一般的です。 デジタルカメラは一般向けにも普及し、スナップ撮影などは標準設定を使用すれば、誰でも簡単に撮れるようになりました。 しかし、色の管理を行い、最終的に印刷用データを作るとなると、フィルム撮影には無かった難しさが多々あります。デジタルカメラのデータはそのままでは印刷用データとしては使用出来ないので、補正・変換する必要があり、そのノウハウが重要となります。 照明についてはデジタル撮影の場合は、ストロボか、高演色蛍光灯照明を使用します。光の質はストロボが勝りますが、高演色照明は実際の光と影を現場で見て、確認しながら撮影出来るメリットがあります。紫外線も出さないので、デリケートな美術品にも適しています。
Q13. 出張撮影をしてもらう場合、こちらで準備するものはありますか?
撮影人員は多くなりますと人件費がかさみ、コストが高くなりますので、必要最小限(2〜5人)で撮影します。 撮影に関するカメラ、PC、照明など全てこちらから持ち込みます。お客様にご用意頂くのは、電源(コンセント)がある撮影スペースくらいでしょうか。埃がたたず風の当たらない場所ならどこでも構いません。 あとは写真の背景に置く小物など、特にご希望があればご用意下さい。
Q14. モニターで見た色や、プリンターでプリントした色をカラー印刷で忠実に
再現することが出来ますか?
再現できる色もありますが、どうしても再現出来ない色もあります。オフセット印刷の原理を知らない一般の方の中には「モニターで見ている色がそのまま紙面上に再現されるだろう」と思われる方がいらっしゃいます。カラー印刷は4色のインクを掛け合わせて色を表現します。色域はモニターの約70%ほどで、6色・8色を使用した家庭用のインクジェットプリンターより狭くなります。例えばモニターで見た鮮やかなピンクは、4色カラー印刷では薄い赤となります。どうしてもこの色を出したい場合はカラー4色の他にピンク色のインクを刷り重ねたり、4色分解印刷ではなく6色や7色の分解を行う高演色印刷という特別な印刷方法で印刷します。色数が多くなるので色校正も印刷価格も高くなります。
どこまでのクオリティーを求めるかということになりますが、「価格」と「必要性」を考え併せて決定します。
Q15. お支払いはどのような方法ですか?
現金決済、又は振込でお願い致します。月末締めの翌月払いです。 |